リアル絵描き日記

画家明石恵のブログです。

エンブレムブックと掲載情報

こんにちは
今日も生きてます。

秋田と埼玉のフリーペーパーの応募者プレゼントに8月の個展で出品される作品の絵はがきセットが紹介されています。地元に住んでる方々ぜひご応募していただけると嬉しいです。

埼玉『たまログ』

 

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秋田『マリマリ

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雑誌も読んでみたんですが地域情報が満載で面白いです。

たまログにさいたま市大宮盆栽美術館のイベント情報が載っていました。そんな美術館あるなんて知らなかったものですから、驚きました。盆栽って銘があるんですね。白糸の滝とかかっこいい名前ばかりです。HPを覗くと盆栽の見所やギャラリーがあり、今まで興味全くありませんでしたが少し行ってみたくなりました。

8月の30日まで浴衣や甚平で行くと閲覧料が無料で楽しめるそうです。

個展の帰りに寄ってみたい気持ちもありますが、16時半閉館だと難しいなあ…

個展詳細はこちら

明石 恵 Aya Akashi website - 明石 恵 Aya Akashi website

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さて、私の今回の個展は童話や民話をテーマにしています。なので『絵画の教科書』p172ー173の絵画と文学というページで気になったエンブレムブックについてです。

お付き合いよろしくお願い致します。

 

前6、5世紀のシモニデスは詩と絵画の相関について有名な言葉を残しています。

 

『絵は黙せる詩、詩は語る絵』


何だかかっこいいですね。使いたくなります。去り際にぽつんと意味ありげに言ってみたいです。漫画とかなら絶対物語の展開に影響を与える台詞になりそうです。皆さんがそう思ったように(私だけでしょうか?)この言葉は18世紀まで様々な批評家たちに引用されたそうです。

16,17世紀にはエンブレム・ブック(寓意画集)というものがヨーロッパで登場します。詩と絵画を姉妹芸術と見なす考えを如実に表したもので16世紀から18世紀にかけて3000以上が出版されました。絵とテキストとの類似性を解き明かすようなパズルのような楽しさが盛り込まれていたそうです。


鳥取大学附属図書館のサイトでスキャンされたデータをみることができます。

エンブレム・大型コレクション | 鳥取大学附属図書館

 

文字は読めませんが、何かを揶揄しているんだろうなあと思える絵が描かれています。当時の人々はこれはあのことを表しているふふふと思いながらエンブレムブックを読んでいたんでしょうね。

 

主題は自然現象や歴史や神話政治的事件や道徳など。

Wikipediaから画像を拝借しました。↓

 

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ジョージ・ウィザー『Book of Emblems』(1635年、ロンドン)から -

知恵のエンブレム

 

顔が描かれた…地球儀に…本を持った人が立ってます。

知恵のエンブレムということは知恵を表している絵ですね。知識で地球を制覇したよということ表しているのかなあ。

 

絵画にはそれぞれのモチーフに意味を込めるメタファー(暗喩)というものがあるので、それをわかるともっと読解できるかもしれません。その勉強もしていきたいです。

 

 

今日はここまで。

最後まで読んで頂きありがとうございました。