ダヴィンチの遠近法
こんにちは
今日もいきてます。
こちらはトレーシングペーパーのロールです。
下絵ができたらこれに写しを描き、キャンバスに転写します。
昔はA4サイズのトレーシングペーパーを画面のサイズになるまで繋ぎあわせてました.。今考えるとものすごく時間かかってました。
今はサイズに合わせてくるくるとだしてきることができるので楽になりました。
もしこのブログを見ている方の中に小さなサイズのトレーシングペーパーを切り貼りして苦労してるかたがいましたら、是非ロールのトレーシングペーパーを試してみてください。
おすすすです。(たぶんいない)
さて、次の個展はスクエアの3号サイズが多くなりそうです。
一番大きなサイズはスクエアの10号です。
詳細はこちらからどうぞ。
是非お越しくださいませ。
今日も奥行き表現ににいて見ていきます。
お付き合いよろしくお願いいたします。
(「絵画の教科書」p70-71渡邊晃一日本文教出版を参考にしています。)
今日はたぶん美術史上一番有名な作家が提起した遠近法について触れていきます。
ちなむにその作家とは…レオナルド・ダ・ヴィンチです。モナリザや最後の晩餐など今に伝わる名画中の名画を描いた人です。フランスまで見に行ったよという人も多いのでは?わたしはありません。誰かつれていってください。
まずは奥行き表現から見ていきましょう。
④いろみの変化
色相、彩度によって感じる奥行きが変わります。
⑤ぼけ濃淡の具合
遠くにある山などぼんやりして見えませんか?いろみの変化と同じですが、色相や彩度とぼやけ具合で感じる奥行きが変わります。
⑥空気の影響
空気中の水蒸気や埃や塵など、背景にあるかかわりで生じます。
ダヴィンチが残した手記やドローイングから『絵画論』という本が出されています。ちなみに改訂版(北宋社)はアマゾンで6321円でした。その中で空気遠近法が触れられています。「スフマート」って絵を描いている方聞いたことありませんか?このことです。
今日の三つの奥行き表現はこの空気遠近法で使われています。モナリザの背景の風景を見るとわかりますが、遠い山をかすんだ表現で描いたり、薄紫や青を混ぜて描いたりしています。これを空気遠近法や色彩遠近法といいます。
〇空気遠近法
見る対象が遠ざかるほどぼやける表現をする。細部の省略や線の強弱で遠近を感じさせます。
〇色彩遠近法
遠くになるにつれて色調は明るくなり、青み帯びます。
私は風景の作品をあまり書かないのでこれらを実感する機会は少ないですが、デッサンを描くときなんかは細部の省略や強調をよく利用していました。色も赤よりも青の方が遠くに感じるのは実感としてありますね。青などよりも近くに感じる黄色や金色の車は事故に遭いにくいそうです。日常生活の中でも遠近法は利用できますね。
モナリザの本物をみてこれが噂の遠近法かと確認したいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。