蛹の夢と奥行表現
こんにちは
今日もすいすい生きてます。
電車などで移動中は手帳にアイディアスケッチをしています。
どこでもぐるぐる描いてます。(…追われてるだけかもしれません。)
初めての個展で蛹の夢という題名の50号の作品を描きました。
多摩動物園で飴色の蛹をみてインスピレーションを受けたものです。蝶になる前の蛹と夢見る少女像を重ねて表現したいと思い、女の子の金色のドレスは蛹のイメージです。
今回の個展にも蛹の絵を描こうかと思いぐるぐるアイディアを出しています。
段階的には蝶の絵を描いた方がわかりやすいのですが、個人的にはまだ蛹テーマの方がしっくりきます。
そんなぐるぐるしている作品が8月に展示されます。
詳細はこちらからどうぞ。
ものつくりの人はみんなそうかもしれませんが、時間と思いをかけて制作しているので、見に来て頂けたら嬉しいです。私は毎日在廊予定です。
さて、今日も絵画の教科書から勉強したいと思います。
(「絵画の教科書」p70-71渡邊晃一日本文教出版を参考にしています。)
お付き合いよろしくお願いいたします。
昨日は遠近法になぜ奥行を感じるのかというのは目の構造や動きと関係があるということで4つの動きについて書きました。
今日は奥行表現についてです。
12の奥行表現が本の中で紹介されています。遠近法の表現はこれを組み合わせたものだそうです。今日は3個みていきましょう。
それぞれ昨日の目の構造がこうだかこの表現で奥行を感じるんだなあと思って頂けると嬉しいです。
①線の屈曲
線の方向に対象のかたちを感じます。
屈曲が鋭利なほど強い奥行きを感じます。
②重なり
面が断ち切られていない物体は前で背後ほど形が隠れます。
➂陰影
明暗による奥行きは暗いところほど遠くに感じます。
それぞれ絵描いていると意識せず描いていますね。
こういったものを技法にしていったものが遠近法です。
明日に続きます。
最後まで読んで頂きありがとうございました。