リアル絵描き日記

画家明石恵のブログです。

アーティスト三大欲求と目のうごき

こんにちは

 

今日も生きてる?明石です。

 

最近はDM発送の事務作業や友人の展示に行ったりで制作に集中できない日が続いていてアーティスト三大欲求の一つ、描きたい欲が満たされずうずうずしています。

残り二つはこれから考えます。

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画像は鈴木さんです。

昨日ギャラリー山手で会いました。

 

そんなうずうずする想いで描いている新作が8月の個展で展示するのでぜひきてくださいね。私は毎日在廊しております。

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展示内容についての詳しい内容は明石恵のWEBSITEから確認してください。

明石 恵 Aya Akashi website - 明石 恵 Aya Akashi website

 

 

前々回、遠近法はルネサンスの時代には今のように一つの絵画表現の技法ではなく、神の創造の力と似ているものとして遠近法を使う画家の地位を高貴なものにしたということをかきました。

(今日の内容は「絵画の教科書」p70-71渡邊晃一日本文教出版を参考にしています。)

 

 

遠近法について入る前に、遠近法でなぜ奥行を感じるのかというと、私たちの目の構造に理由があります。遠近法はいろいろな目の構造を利用して再現した表現です。

 

今日もお付き合いよろしくお願いいたします。

 

そんな構造を4つ紹介します。遠近法を使用するうえで、目がこういう動きをするから遠近法でこういう表現をすると奥行を感じられるんだと理解しながら描くことができるといいですよね。

 

 

 

 

①眼球調節

目は焦点の合うところ以外、ぼやけて見えます

 

輻輳(ふくそう)

左右の目が焦点を合わせるときの動きです。

近くを見るときは眼球は内転し、遠くを見るときには平行になります。

 

➂両眼視座

左右の目で見た網膜像のちがいのことです。

2つの目はついている場所が違うので、同じものを見ていてもちょっとずつ違う角度の像を映し出します。

 

Wikipediaから画像を借りました。↓

 

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画像の輻輳角が鋭角であればあるほど、私たちはものを遠くに感じます。

 

眼球を付けたときに片目だけだと距離感つかめないことがありますが、2つ目があり、両眼視座があることで遠近感を獲得しているんですね。

 

④運動視座

観察者と対象物の距離によって異なった動きが生じます。

電車乗っているときに近くの家やホームはすごい勢いで通り過ぎていくのに、遠くの山はゆっくり動いているように感じませんか?

絵画にも使われるかもしれませんが、アニメの方がよくつかわれる表現化かもしれません。

 

 

 

目の構造について触れたところで今日はここまで。

明日からは遠近法に入ります。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。