リアル絵描き日記

画家明石恵のブログです。

お料理

明石恵絵画展

【会期】8月23日ー28日

【会場】伊勢丹浦和店 プチギャラリー

個展があります。全日在廊する予定です。 

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ギャラリー杉で行われた「窓のある風景展」は終了しました。

ご来場ありがとうございました。 

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今日も生きてます。

 

画家のイメージとしてベレー帽に丸眼鏡、そして丸い木のパレットを持っているイメージがあります。実際そういう人は一握りですが。(ベレー帽の人被っている作家みたことないな)なぜそんなイメージがついてしまっているかはわかりませんが、今日はパレットについてです。

 

お付き合いよろしくお願いいたします。

 

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(絵画表現の仕組みp114)

 

油彩のイメージにある木のパレットは木種としては木目が詰んでいて変形が少ないサクラやカツラ、クルミ、マホガニーが使われてきたそうです。そういった木にやすりをかけてリンシードオイルを塗りこむと自分のパレットをつくれます。

 

油彩で他のものとしては大理石やガラスがあり、紙パレットがあります。紙パレットは使ったら次、使ったら次、後片付けが楽です。身の回りで使われているのは紙パレットが多いです。

 

昔は油絵具を画家の弟子がつくり、それを板の上に載せて運ぶという役割があったそうです。その頃は四角の板に親指を入れる穴があるかたちですね。

 

チューブ入り絵具が開発されると持ち運びしやすいように二つ折りのコンパクトなパレットがでてきました。

 

昔は有色下地、暗い色を下塗りしてから描いていた場合が多かったので木の色のパレットの上でも色が確認しやすかったようですが、今は白いキャンバスから描いて行く場合が多いと思うので木のパレットにこだわらなくてもいいのかなあというのは個人的な意見です。

 

パレットをみるとその作家の絵がわかるというのを先生がおっしゃってました。ルノワールのパレットは黒が無く白が山盛りだったと聞いたことがあります。パレットが濁ってると絵も濁ってしまうので(私だけかもしれませんが)私はパレットは常にきれいになるように掃除したり替えたりを意識しています。

 

 

自分のお手製のパレットをつくるのもいいなあ。

 

私は今、まな板を代用しています。

 

 

絵画は絵具の料理です。

 

 

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最後まで読んで頂きありがとうございました。

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