少女神第九号
秋田の田舎はほとんど子供は地域の公立の中学校に進みます。
だいたい小学校と同じメンツで中学生になるのですが、
私はちょうどその節目に引っ越しをしたので、
友達0のアウェイで入学式を迎えました。
友達いなかったわけではないのですが、
一年生夏はほとんど独りで過ごしていました。
そして本を読みまくりました。
おじいちゃんがくれた世界少年少女文学全巻、父と母の小説、お姉ちゃんの漫画
秋田県立図書館のヤングアダルトコーナーの本がお気に入りでした。
ほとんど何の本を読んだか忘れているのですが、
少女神第9号という本だけ印象深くてよく覚えていて、
大学に入ってから買いなおしました。
画像はその本。
短編集でなかの文字の色がカラフルです。かわいい。
この中でお母さんが二人いて、
会ったことのないお父さんを探しに行くという話が好きでした。
同じ作者で人魚の涙天使の翼という本も好きで、少女神第9号と一緒に買いました。
ロサンジェルス在住の作家が描いているのですが、
自然に画家が画廊で絵を売る場面とかあるんですよね。
そのほかにも芸術について言及されるシーンがあります。少女神第9号の中にも。
他の本の中にはそういう風な描写を見たことなかったから印象深かったな。
感傷的というかロマンチックというか…
こういう世界観どう言葉で表現すればいいかわからないのですが、
素敵だなと思って密かにはまってました。
私も絵の中で入り込みたくなるような世界をつくりたいです。
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