リアル絵描き日記

画家明石恵のブログです。

松島の誘惑

今日も生きてます。

 

 

小学生の頃、修学旅行で松島に行きました。



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(↑ [http://www..com/ しげあきさんによる写真ACからの写真 :title])

 

遊覧船では、友達と一緒に波に揺られながら餌用のかっぱえびせんを手にのせると、空から大量のカモメが集まってきて楽しかったなあ…

 

一同爆笑でした。

(忘れられん。)

 

 

調べたら2014年からカモメなどに餌をやることは禁止されてしまったようです。

 

残念だ。

 

オルゴール館に遊園地、水族館に伊達政宗

秋田にはそういった施設がなかったので新鮮でした。

 

お土産には萩の月と笹かま買いました。定番。

 

笹かまってプリっとしてて好きなんですよね。

特にチーズが入ったやつ。

ずんだも美味しかったなあ。

 

木刀はさすがに買わなかったな。

ノリで買っちゃいけないやつですね。

 

 

人生で松島にいったのはこれっきりでした。

 

 

松島の景観は、松尾芭蕉がふさわしい句が思い付かなかったほどの美しさと言われます。

 

日本三景の一つでもあります。

 

そんな素敵な場所に行ったのに、今振り替えってみると、松島の風景何も覚えてない!

 

カモメだけ!

 

なんかもったいないことしたなあ。

(笹かまも萩の月もどこでも食べられるのに~)

 

しかも調べたら、

「松島や ああ 松島や 松島や」

の句って松尾芭蕉が詠んだものではないんですね。

 

(松島の美しさに感動したことは本当らしい)

 

なんだかショック。

 

 

私の記憶には残っていませんでしたが、古くから松島の美しさは有名で、平安時代には和歌にたびたび登場したり、江戸時代では「松島眺望集」という歌集が出たりするほどでした。

 

 

そして松島を詠んだ和歌を描いた作品や、名所を描いた浮世絵の画題になっていきました。

 


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俵屋宗達「松島図屏風」

 

俵屋宗達が松島の白波の美しさを詠んだ歌をもとに描いた屏風。

 

 


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尾形光琳「松島図屏風」

 

光琳俵屋宗達をリスペクトして描いた作品。

 

 


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歌川広重「六十余州名所図会 陸奥島風景 冨山眺望之略図」

 

各島の形や大きさが詳細に描写され、島の名前まで書き込まれています。

 

 


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川瀬巴水「日本風景集 東日本編 松島 双子島」

 

きれいな風景ですね…

月が印象的な絵です。

 

アインシュタインは月を見るためにわざわざ松島へ足を運んだそうです。

天才をも魅了する美しさ。

 

 

月がきれいだと思いつつ、萩の月久しぶりに食べたいなあとも思った私はたぶん食いしん坊なんだな。

 

 

今日はここまで。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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