リアル絵描き日記

画家明石恵のブログです。

あやしい村上華岳

今日も生きてます。

 

日が昇るのが早くなったなあと感じる今朝この頃です。

 

少しぼんやりぎみです。

 

さて、今日は村上華岳(むらかみかがく)を紹介します。

 



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メガネの印象が前に出てますね。

 

村上華岳(1888年 - 1939年)

 

1888年に大阪に生まれる。

本名は村上震一。

 

京都市立美術工芸学校へ入学し、その後京都市立絵画専門学校、同学校の専門学校研究科へと進みます。

 


1908年から文展に出品を始めます。

京都市立絵画専門学校の卒業制作『早春』(のち『二月の頃』と改題)が1911年第5回文展褒状を受けています。

 

1916年初の仏画である『阿弥陀之図』が第10回文展特選となる。

 

国画創作協会の展覧会に参加します。

 

1923年京都から兵庫県芦屋市に転居し、さらに1927年には神戸市花隈に転居します。

 

以後の華岳は京都の画壇とは距離を置きつつ制作を続けます。

 

 

1939年に喘息のため亡くなります。

 


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裸婦図

 

前回紹介した土田麦僊とはまた違う怪しさの美人画です。

 

村上華岳仏教美術に興味を持った作家でした。

女性の装飾品や薄布からインドを彷彿とします。

これは個人的な意見ですが、観音様や菩薩の装飾を参考にしているのだと思います。

 

異国の香りがする作品ですね。

 

 

 

村上華岳は病弱であったこともあり、小品後多く残っているそうです。

 


今日はここまで。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

明石 恵 Aya Akashi website - 明石 恵 Aya Akashi website

 

 

展示があります


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金銀箔展ー輝くマテリアルの世界ー

 

会期:2019年5月30日(木)ー6月5日(水)

   10:00-19:30(金・土20:00)

   最終日は17:00まで

会場:福屋八丁堀本店7階 美術画廊

 

○開催記念イベント○

 会場で作家が箔を貼る実演講座をします。

 日程

2019年6月2日(日)

14時―15時

 参加費無料