今日も生きてます。
いつもは白いジェッソ(絵の下地の素材)を使ってますが、今回は黒いジェッソを使ってます。
黒い画面がどうなるか…わくわくしながら描いていきたいと思います。
さて、昨日に引き続き琳派です。
最近文字を太字にする機能に気づき、太字を取り入れました。
読みやすくなってると良いのですが。
今日は尾形光琳(おがたこうりん)です。
尾形光琳といえばこの作品を描いた人です。
燕子花図(かきつばたず)
根津美術館にある国宝です。
尾形光琳は1658年、京都の呉服商「雁金屋」の次男として生まれます。
裕福な家の次男坊ということで、気楽に暮らしていたようです。
1678年、雁金屋のパトロンが没し家業が傾きはじめます。
光琳30歳の時、雁金屋の経営は破綻していました。
しかし、遊び人であった光琳は遊興三昧の日々を送りました。
五つ年下の弟・乾山(けんざん)からお金を借りる有り様であったとか。
弟にお金の無心をするところはゴッホと同じですね。
しかし1696年光琳39歳、乾山(弟)から財産整理を勧告され、絵で収入を得ることを決意します。
燕子花図
光琳は女性遍歴は華やかであったそうです。
30歳で結婚しましたが、女性から子供の認知をめぐり32歳の時に訴えられています。
一説によると彼とも恋仲だったとか。
真相はなぞですが、
奔放なお人だったんですね。
躑躅図
紅白梅図
八橋蒔絵螺鈿硯箱
光琳が44歳の時には法橋の位(絵師に与えられる最高位)があたえられました。
59歳に京都でなくなります。
光琳が本格的に絵を描いたのは十数年でした。
竹梅図
松島図
光琳は昨日の俵屋宗達の作品に影響を受け、風神雷神図の模写もしています。
宗達から100年のときが経っていますが、残された作品から光琳は宗達のエッセンスを受け継ぎます。
なので琳派は狩野派などとはちがい、血縁関係ない、時代を越えたつながりなのです。
安河内眞美さんによると、「光琳模様」と呼ばれるほど光琳のデザインは後に影響を与え、美術のマーケットでは中国風ではない日本の生粋のオリジナルとして人気があるそうです。
今日はここまで
最後まで読んでいただきありがとうございました。
明石 恵 Aya Akashi website - 明石 恵 Aya Akashi website
参考:幻冬舎「知識ゼロからの日本絵画入門」安河内眞美さん著
今月です!
中目黒アート花見会Vol.4
「Sakura Pink」展
メイン会場:MDP GALLERY
住所→東京都目黒区青葉台1‐14-18
会期:2019年3月22日(金)-4月13日(土)
時間:11:00-19:00
※最終日は18:00まで
日・月・祝祭日休廊
レセプションパーティー
2019年3月22日(金)18:00-(予定)
レセプションパーティーに参加する予定です。
「中目黒の桜まつり」の開催期間に併せ、今年で4回目の中目黒アート花見会「Sakura Pink」展が開催されます。
「花見をしながら、アートを楽しむ」をコンセプトに、桜をイメージした作品をMDPギャラリーを拠点に、中目黒エリアの飲食店などの協力店舗にも作品を展示する「お花見ART WALK!」も同時開催!
「桜、桃色、Pink」をテーマに、さまざまなアーティストによるイラストや油彩、日本画などの平面作品、立体作品など様々なアート作品を展示致します。