リアル絵描き日記

画家明石恵のブログです。

サンティーニャーツィオ教会と二分の一成人式

今日も生きてます。

 

東京がとても暑くて驚いております。

タンクトップの人が歩いていて秋田とはえらい違いです。

 

私は夏生まれですのでこの調子で夏が来たら26歳になります。

 

10歳のときに二分の一成人式で20歳の自分にタイムカプセルに入れてお便りを出しました。

 

中に20歳の自分はOLで普通に働いてると書いてありました。しかもスーツの挿し絵つき。

 

まだ25年しかいきていませんが、人生不思議なものですね。スーツとはかけ離れた生活してます。

 

あと10年後生きてたら35歳はどんなふうかなあ。

 

暑くなってくると歳を重ねることを意識していろいろ考えてしまいます。

 

さて、そんなこんなとは全く関係なく今日もサンティーニャーツィオ教会の天井画についてです。

 

昨日までサンティーニャーツィオ教会の天井後に描かれた大陸の擬人像について描いてきました。

 

今日は最後、アジアについてです。


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アジアの擬人像である東洋系の女性はらくだに乗っています。

 極東地域と中東地域の情報が混じっているそうです。

 

江戸時代、日本にザビエルが布教しに来ていたように、ヨーロッパからアジアへのキリスト教伝道活動は行われていました。

そのための殉教者もかなりの数だったそうです。

 

しかしアメリカの擬人像のような激しい表現はありません。この時代のアジアは仏教と儒教の勢力圏だったため、ヨーロッパ諸国も手を出しにくかったそうです。

 

らくだや天使に踏まれている二人の老人がいます。それぞれ釈迦と孔子と考えられているそうです。罰当たりな…笑

 

二人が老人として表現されている理由は、ヨーロッパで二人のことは古くから知られており、賢者のイメージを持たれていたからです。

 

ヨーロッパ人にとってアジアは古くから栄え、多くの文明が東方からもたらされたという認識かあるようです。

 

しかしアジアは盛期を終えて老いており、今世界をリードしてるのはヨーロッパと言う考えもありました。

 

 

なんだか今までアメリカやアフリカよりも自分は上という立ち位置をはっきりしていたヨーロッパが、アジアには少しの敬意があったことが新鮮ですね。

しかし釈迦や孔子をこんな扱いするのはアジア人はできないと思います。

 

 

 

今日はここまで。

最後まで読んでいただきありがとうございました。