リアル絵描き日記

画家明石恵のブログです。

鏡と絵画

今日も生きています。

 

乾燥してますね。手の甲の質感が変わりつつあります。

か、かさかさする。

ハンドクリームをすり込む毎日です。

 

kkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkk

 

☆展示のお知らせ☆

「チャリテイー・アート展」


売り上げの一部が災害遺児愛護活動に寄付されます。
会場 ギャラリー杉(さん)
会期 11/23(木)-12/5(火)

時間 10:30-18:30

 

ギャラリー杉のWEBSITE

http://sangarou.sakura.ne.jp/index.htm

 

 

 

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26日の午後に在廊予定です。

多数の作家さんが出品されていますので、鑑賞の邪魔にならぬよう長居できません。

明石の絵の話を聞きたいという方はコンタクトからメールをください。25日と26日秋田にいる予定ですのでなるべく都合を合わせたいと思っています。

 

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画像はカラバッジョが描いた「ナルキッソス」という作品です。前にカラバッジョ展で来日してました。

 

ナルキッソスギリシア神話の中に出てくるお話です。

森の妖精(ニュンペー)のひとりエーコーが彼に恋をしたが、エーコーはゼウスヘーラーの監視から逃れるのを歌とおしゃべり(別説ではおせじと噂)で助けたためにヘーラーの怒りをかい、自分では口がきけず、他人の言葉を繰り返すことのみを許されていた。エーコーはナルキッソスの言葉を繰り返す以外、何もできなかったので、ナルキッソスは「退屈だ」としてエーコーを見捨てた。エーコーは悲しみのあまり姿を失い、ただ声だけが残って木霊になった。これを見た神に対する侮辱を罰する神ネメシスは、他人を愛せないナルキッソスが、ただ自分だけを愛するようにする。

ネメシスは無情なナルキッソスをムーサの山にある泉によびき寄せる。不吉な予言に近づいているとも知らないナルキッソスが水を飲もうと、水面を見ると、中に美しい少年がいた。もちろんそれはナルキッソス本人だった。ナルキッソスはひと目で恋に落ちた。そしてそのまま水の中の美少年から離れることができなくなり、やせ細って死んだ。また、水面に写った自分に口付けをしようとしてそのまま落ちて水死したという話もある。ナルキッソスが死んだあとそこには水仙の花が咲いていた。この伝承から、スイセンのことを欧米ではナルシス(Narcissus)と呼ぶ。また、ナルシスト(ナルシシズム)という言葉の語源でもある

ナルキッソス - Wikipedia より引用

 

 

鏡が無かった時代には水面に自分の顔を写して確認していたそうです。

水鏡ですね。

 

それから金属や石を磨いたものが鏡として使われるようになり、現存する金属の鏡で一番古いものは紀元前2800年エジプト第六王朝の銅鏡です。日本には弥生時代に中国から鏡が入ってきました。

 

今身の回りで使われる鏡はガラスの片面にアルミニウムや銀などを蒸着(金属を蒸発させて素材の表面に付着させる表面処理)させてできています。鏡の製法が今のかたちに近くなったのは1317年にイタリアのベニスのガラス職人がガラス鏡を考え出し、1835年化学者のフォン・ビーリッヒがガラスの上に硝酸銀溶液を沈着させる方法を開発しました。

 

鏡の発明に伴い絵画の中にも鏡が登場するようになり、画家の自画像が誕生します。

明日に続きます!

 

 

 

 

今日はここまで。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

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