リアル絵描き日記

画家明石恵のブログです。

搬入!

今日も生きてます。

 

展示前の忙がしさにかまけてブログがおろそかに…。

 

今日伊勢丹浦和金銀箔展搬入でした。

 

 


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飾り中。

 

会場はこのようなかんじになりました。

 


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出品作家の中村さん発見。

 


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抽象画もあり

 


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セクシーなお姉さまもいます。

 

私の隣では猫の絵があります。


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癒されますな。

 

 

お猿さんも。かわゆい。


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明日から初日です。

わくわくさんですね。

 


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毎日終日在廊しております。

 

ぜひおこしくださいませ。

 

金銀箔展輝くマテリアルの世界 

会場  伊勢丹浦和店 美術画廊

会期  2019年2月6日ー2月12日

最終日は17時終了

全日在廊予定


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今日はここまで

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

聖マタイと天使

今日も生きています。

 

2月です。

2019年も無事に月日が過ぎてますね。

 

一日一分一秒を大事に生きていきたいです。

 

さて、カラヴァッジョの聖マタイ三部作を見ています。


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イタリア・ローマにあるサン・ルイジ・デイ・フランチェージ教会にカラヴァッジョが描いた聖人マタイの生涯の絵が三枚あります。 

 


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昨日まで両脇の作品・向かって左「聖マタイの召命」と右「聖マタイの殉教」を見ました。

 

向かって左からマタイの人生が流れています。

 

昨日までのブログ↓

バロック時代の幕開けー聖マタイ召命①ー - リアル絵描き日記

聖マタイ召命の謎ーマタイは誰かー - リアル絵描き日記

聖マタイ召命の謎ーマタイは誰かー - リアル絵描き日記

聖マタイの殉教ー犯人を探せ②ー - リアル絵描き日記

 

 

今日はまんなかの作品、聖マタイと天使の絵を見ていきます。

 


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「聖マタイと天使」

1602年 223×183㎝

 

これは聖マタイが天使から教えてもらって福音書を書く場面です。

 

衣が優美で好きな作品です。

 

制作年を見るとわかるのですが、連作のうち「聖マタイと召命」と「聖マタイの殉教」は1600年ですが、「聖マタイと天使」は1602年制作です。

 

1602年に聖マタイの大理石像が設置されました。

しかしこれが不評で聖マタイの二作が好評であったカラヴァッジョに祭壇画が依頼されました。

 

じつはこの絵の前に違う作品を納品して受け取りを拒否され、今の作品に至ります。

 

受け取り拒否された作品が↓


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不器用そうなおじさんが天使に福音書の描き方を手取り足取り教わっています。

 

中年男性と天使が戯れているようにも見えます。

 

受け取り拒否されたこの絵はすぐに別の人に買い求められ、19世紀にはベルリン美術館にありました。 そして第二次世界大戦にまきこまれ、なくなくなってしまいます。

 

描き直された方では天使がマタイと距離をおいてます。マタイ自身も知的に描かれています。光輪も加えられていますね。

 

そして見上げるようなアングルになっているのがわかりますか?

展示される場所が高い位置であったことを考慮して構図を考えたのだと思われます

 

 

個人的には2作目のほう 好きです。

皆さんはどうでしょうか?

 

 

教会が受け取り拒否とかあるんですね。

こんな大きな絵受け取り拒否されたらどうしようもないですよね。

拒否されたらマタイ大理石はどこにいったんだろ…。

 

 

今日はここまで

最後まで読んでいだきありありがとうございました。

 

展示があります!

 

金銀箔展輝くマテリアルの世界 

会場  伊勢丹浦和店 美術画廊

会期  2019年2月6日ー2月12日

最終日は17時終了

全日在廊予定


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参考

東京美術出版

「もっと知りたいカラヴァッジョ生涯と人生」

宮下規久郎著

 

聖マタイの殉教ー犯人を探せ②ー


今日も生きてます。

 

カルピスかコーヒーを飲みつつ制作しています。


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マグカップのODATE POLICE犬が私を応援して…いや、見張ってくれています。

 

この犬可愛い顔して銃を装備してますね。

おそろしい。

 

 

金箔銀箔を使っていたら、指もスマフォ画面もきらきらになってしまいました。

 

もったいないな~と思いますが金箔を粉にして使用しているので部屋のなかにきらきらが舞い踊っています。

 

肺の中もキラキラしてるんだろうなあ。

 

ということで展示前で追い込み(こまれ)中です。

 

金銀箔展輝くマテリアルの世界 

会場  伊勢丹浦和店 美術画廊

会期  2019年2月6日ー2月12日

最終日は17時終了

全日在廊予定


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さて、イタリア・ローマのサン・ルイジ・デイ・フランチェージ聖堂にあるカラヴァッジョの聖人マタイを描いた三連作を見ています。

 

昨日までのブログ

バロック時代の幕開けー聖マタイ召命①ー - リアル絵描き日記

聖マタイ召命の謎ーマタイは誰かー - リアル絵描き日記

聖マタイの殉教の謎ー犯人を探せ①ー - リアル絵描き日記

 


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マタイは中央の倒れているおじさんです。

 


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ところでまたいが画面向かって右上にいる天使からなにか受け取っていますよね?

 

これはなにかというとシュロ(ナツメヤシ)の葉です。

 


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少しややこしいのですが、なぜシュロ(ナツメヤシ)なのかというと、外国語の聖書や文献を翻訳するときに実際はナツメヤシのところをシュロと訳していたものが多かったそうです。

なのでシュロと書いてある本とナツメヤシといっている本があります。

ここではシュロ(ナツメヤシ)とします。

 

 

シュロ(ナツメヤシ)はその昔戦争に勝利した際につけるものとされていました。

 

なので西洋絵画のなかではそこからシュロ(ナツメヤシ)の葉は死にたいする信仰の勝利を意味するようになりました。

 

そして殉教者の絵にはシュロ(ナツメヤシ)の葉が描かれるようになりました。

 

 

 

そして画面中央と前方にいる半裸の人。

この人たちは何の人なのでしょうか?


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このひとたちは洗礼者であると推測されます。

 

私はキリスト教徒ではないので知らないのですが、洗礼ってここまで服を脱ぐ決まりなんでしょうか?それとも昔だから?

(頭に水をちょんとされるイメージでした。)

もし知ってるかたがいましたら教えてくださると助かります。

 


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マタイの上にまたがって剣を持っていて一瞬この人が刺客?と思ってしまいます。

真ん中の裸の男性が剣を持っているのでこの人がマタイを殺害した刺客だというのが一般的な解釈です。

 

しかし東京美術から出版されている「カラヴァッジョ生涯と人生」宮下規久郎さん著のなかでは、後ろのこちらを見ている男が刺客ではないかという可能性を示しています。

 

 

ちなみにこちらを見る顔はカラヴァッジョの自画像です。


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そう言われると遠くの人間のわりには顔かたち詳しく描かれているようにもみえます。

 

 

そしてもし刺客の可能性があるとしたらこのカラヴァッジョではないか?

 

それに加え、ポーズはわかりにくいですが左手を下にしているポーズをしています。

これは何かを置いてきたという身ぶりではないか、つまり剣を奪われ立ち去る仕草ではないか…。

 

 

 

聖マタイが殉教したあと、キリスト教徒は怒り、反乱を起こしました。

 

この中央の裸の男性は倒れたマタイを見て怒る2秒前(ぐらい)のキリスト教徒ではないか?

 

 

このカラヴァッジョが刺客説はあまり支持されていないそうですが、根拠をのべられるとなるほどと思いますよね。

 

 

 

 

今日はここまで。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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聖マタイの殉教の謎ー犯人を探せ①ー

今日も生きてます。

 

MDPギャラリーで開催中の干支展をみにいきました。



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今年の干支である亥をテーマに様々な作品が展示されています。

 


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個人的には手前の亥バイク(?)がお気に入り。

かっこかわいい作品でした。

 

 

もうすぐ終了です。2月2日まで。

中目黒のアートギャラリー MDP GALLERY

 

 

そしてもう終了しましたが、伊勢丹新宿展で開催中の原田愛さんの個展にも伺いました。


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カフェ前の壁にかわいい鳥の作品や、艶やかな女性の作品が飾ってありました。

パステルのふわりした素材を生かした原田さんの作品は見ていると本当に和んで癒されます。

 

 

 

 

私の展示ももうすぐです。

 

金銀箔展輝くマテリアルの世界 

会場  伊勢丹浦和店 美術画廊

会期  2019年2月6日ー2月12日

最終日は17時終了

全日在廊予定

 


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さて、イタリア・ローマのサン・ルイジ・デイ・フランチェージ聖堂にあるカラヴァッジョの聖人マタイを描いた三連作を見ています。

 

昨日までは聖マタイの召命を見ました。


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バロック時代の幕開けー聖マタイ召命①ー - リアル絵描き日記

聖マタイ召命の謎ーマタイは誰かー - リアル絵描き日記

 

 

今日は聖マタイの召命の向かいに飾られているこの作品です。


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聖マタイの殉教

1600年、油彩・キャンバス 323×343㎝

 

これはどのような場面が描かれているかというと題名の通り聖マタイが殺されてしまう場面です。

 

収税所でイエス・キリストにスカウトされたマタイはその後福音書を書き、キリストが亡くなった後も布教を続けます。

 

聖人の人生について書かれている本「黄金伝説」の中でマタイの死に様について書かれています。

 

マタイはエチオピアで布教活動を行うなかで、日曜日に教会で説教をしたところ、その内容が聞いていたヒルタコス王を非難する内容であったため、王は激怒です。

 

説教の後、マタイが祭壇の前で祈っているときに王が命令により送られた刺客に剣で刺されてなくなります。

 

 

画面真ん中の倒れている人がマタイです。

 


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ちなみにエックス線により、だいぶ描き直されたということがわかります。

 


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上の画像は東京美術から出版されている「もっと知りたいカラヴァッジョ生涯と作品」宮下規久郎さん著より。、

 

とても臨場感のある劇的な場面です。

 

マタイとかよく知らなくても描きたいパニックさが伝わります。

 

 

ところでこの絵にも聖マタイの召命と同じような問題があるのです。

 

この絵でマタイははっきりしていますが、誰が刺客なのか?というところ。

 

 

そこの辺り明日に続きます。

 

 

 

今日はここまで。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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聖マタイ召命の謎ーマタイは誰かー

今日も生きてます。

 

インフルエンザ流行っているようですね。

私はインフルエンザにかかったことないのですが(たぶん18歳頃から36.5度以上の熱が出たことない)、かかると大変だということでワクチンを打ちました。

 

何でワクチンがあるのに流行するのかと疑問でしたが、インフルエンザはいろんな型があり、どんな型の組み合わせが流行るのかを予測してワクチンを毎年作っているそうですね。

 

インフルエンザと一口にいってもウィルスは様々のようです。

 

展示前にインフルエンザにかかってしまうと大変なので注意します。

 

ということで浦和で展示があります。

 

金銀箔展輝くマテリアルの世界 

会場  伊勢丹浦和店 美術画廊

会期  2019年2月6日ー2月12日

最終日は17時終了

全日在廊予定


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さて、昨日に引き続きカラヴァッジョの聖マタイの召命を見ていきましょう。

昨日のブログ↓

バロック時代の幕開けー聖マタイ召命①ー - リアル絵描き日記


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聖書のなかの一場面を描いたものです。

収税所にイエス・キリストがきて、其処で働いていたマタイをスカウトする場面です。

 

キリストは光輪が描かれてますのでこの人ですね。


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ではマタイは誰か?

 

 

実はマタイが誰なのかということはドイツで論争になりました。

 

この人か…


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羽の若者か…

 


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髭か…


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眼鏡か…

 


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うつむく人か…

 


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誰がマタイだと思われますか?

 

イタリアでは髭のおじさまがマタイだという説が一般的に認識されています。


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え、ワシ!?

みたいな表情にも見えますね。

 

となりのうつむく少年を指さしているようにも見えますが、そうすると手に当たる光の表現が少し違うそうです。

 

そして同じ場所に展示されている絵のマタイは髭がはえているおじさんの姿で描かれています。

 

そしてそしてこの絵が飾られた当初から髭がマタイであると多くの文献に書かれているそうです。

 

 

 

私が参考に読んでいる本、東京美術から出版されている「もっと知りたいカラヴァッジョの生涯と人生」宮下規久郎さん著の中ではうつむく少年こそマタイであると記されています。

 


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根拠は帽子をかぶっている三人はお金を払いに来た商人であり、髭の右手はお金を払う手つきをしているということ。

 

そして他のカラヴァッジョ作品を見てみると、指をさすポーズは第三者をさす場合に使われていること。

 

これは個人的な意見ですが、もし髭のおじさまが自分の事を指さすのだったらもっと指先が自分の鼻辺りとかに向くんじゃないかな~

 

 

構図的にもうつむく人がマタイの方がかっこいいと思います。


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ですがカラヴァッジョはもういないので真相は闇のなかです。

謎は深まった。

 

そもそも絵は見る人に委ねられるものですよね。

マタイはあなたの心のなかに…。

 

 

今日はここまで。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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バロック時代の幕開けー聖マタイ召命①ー

今日も生きてます。

 

ニュースで国際ロマンス詐欺というものをはじめて知りました。

 

ネット上のSNSで他人や都合のいい人物像になりすまし、結婚をほのめかしてお金を送金させるというものです。

 

私もFacebookなどのSNSで展示情報を投稿しています。メッセンジャーで個人のやり取りができるのですが、ニュースであるような外国人のコメントがたまにあります。

 

しかし私は基本的に英語できないうえ、絵と関係ないことは日本語でも対応していないので適当にしていました。

 

メッセージをずっとやり取りしていたらオカネフリコンデクダサイという流れになってたんでしょうか。

 

詐欺って身近にあるんだなあと考えさせられました。気を付けましょう。

 


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さて、浦和の展示には昔描いた作品にも手を加えて出品する予定です。

 

金箔を貼るとまた違う印象になるので描いていて楽しいです。きらきら。

 

 

金銀箔展輝くマテリアルの世界 

会場  伊勢丹浦和店 美術画廊

会期  2019年2月6日ー2月12日

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今日はサンタゴスティーノ教会のカラヴァッジョの作品について。


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カラヴァッジョは1593年から1610年、イタリアを中心に活躍した画家です。光と影を巧みに使い、ドラマチックに絵を描きました。

ちなみに狩野山雪と同じ頃生きてます。

 

気性が荒く、何度も人と衝突しては問題を起こしました。ついには殺人を犯してしまいマルタまで追っ手から逃げます。

そして恩赦をもらおうとローマへと向かう途中なくなります。

 

殺人をおかした罪深い人間の作品が教会で時を越えて多くの人間にみられているというのが不思議です。

 

 

そこで今日から何回かカラヴァッジョがみられる教会と作品についてみていきたいと思います。


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サンタゴスティーノ教会

 

この教会ではカラヴァッジョ聖マタイ三部作を見ることができます。

 


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上の画像は東京美術から出版されている「もっと知りたいカラヴァッジョ生涯と作品」宮下規久郎さん著から借りました。

 

このようにして三枚並んでいます。

 

写真の左右の絵が1600年、カラヴァッジョ29歳の作品です。一年をかけて制作しました。

ちなみに1600年はじめて警察の記録にカラヴァッジョが登場します。

 


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聖マタイ召命

322×340㎝

 

この作品が公開されると大評判になり、人々が教会に殺到しました。

カラヴァッジョの出世作です。

 

これはどのような場面が描かれているのかというと、マタイについてまず紹介しなければなりません。

 

マタイはキリスト教の聖人で、新約聖書福音書に登場するイエス・キリストの弟子の一人です。ユダヤ人です。

そして今マタイ福音書と呼ばれるものを執筆しました。

 

キリストの弟子になる前、マタイは収税人でした。

 

ユダヤにおいて収税人は罪人と同じようなもので、ローマの手先になって税を取り立てるやつらと忌み嫌われていました。

 

キリストはある日収税所に入っていき、そこで働くマタイに「私についてきなさい」と言います。

マタイはすべてを捨ててキリストについていくのです。

 

カラヴァッジョはキリストがマタイをスカウトしているこの場面を描きました。

 

キリストは社会から嫌われた職業からも弟子を集めたところに革新性がありました。

 

 

明日に続きます。

今日はここまで。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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ハンドメイド合成

今日も生きてます。

 

昨日まで狩野派の歴史を見てきました。

江戸幕府が終わると同時に狩野派の歴史も終わります。

 

そこで気になるのは狩野派の血筋の末裔は今も絵を描いているのか…?というところです。

 

狩野派系図をみていても、別に永徳の血筋だから特別な才能がある子供が生まれるというのとでもなさそうなので(山楽と山雪は養子ですし。)、現代で絵を描いているかはわかりません。

 

調べるといそうな感じもするのですが、ネット情報なので確証は得られません。展示が終わったら少し調べてみたいと思います。

気になる!

 

そこで何かわかったらブログにしたためさせていただきたいと思います。

 

 

狩野派を見てきましたが、明日からは日本から少しずれてイタリアにいきます。

 

 

今日は東京美術から出版されている「あやしい美人画」松嶋雅人さん著の中で気になった絵を一枚紹介します。

 

 

女性の顔を何枚も重ねて合成すると平均的に美人の顔が浮き上がるという画像を見たことがあります。

こんなもんかなあと見ていて思っていましたが、錦絵でそのように美女を合成していた人もいたようです。


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上の絵は「三都美人」という題名で小林清親明治10年に描いたものです。 

 

当時、京都・大阪・東京で活躍していた舞妓と芸妓の顔を合成しています。

 

なぜこういうものを描こうと思ったのか不思議です。

 

カメラの顔認識機能もいったいどこに焦点を会わせればいいのか迷っているようです。



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絵の右側には三人の事を月・雪・花にたとえて「月雪をまとめてみたし花の山」という句が添えられています。

 

 

 

今日はここまで。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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